皮膚科と美容皮膚科
一般的な皮膚科でも美容医療を行っていたりするけれど、皮膚科に行けばいいのか美容皮膚科に行けばいいのかわからないという意見。
個人的な意見ですが、メリット、デメリットを考察してみます。
一般皮膚科での美容医療は「ついで医療」であるのは間違いないでしょう。
経営目線で考えれば、どう考えても美容医療にウエイトを8割くらいもっていくべきだと思うのですが、一般的な皮膚科なだけに病を抱えた患者さんで日々あふれかえっているわけで、ついで医療はその忙しい合間をかいくぐり行われているのが現状ではないでしょうか。
また、ハイリスクな美容法はそうそう導入はされないことが美容マニアには「使えない」という認識になるかもしれません。
基本マイルドな治療法で万人が受けられる美容医療である事は間違いないので、美容医療が初めての方には皮膚科がおすすめです。
最大のメリットは「本当の医師」がいること。
美容ついでにまともな診察もしてもらえるという点では皮膚科がかなりの高得点。
デメリットは診療所ですから美容皮膚科のようなラグジュアリー感はないことがほとんど。
かつ、時間配分はぎちぎちだと思います。ゆったりはできません。施術が終わればとっとと帰らなければいけません。
続いて、美容皮膚科はというと、こちらは「医療を度外視した本気の美容医療」です。
すべてをそこにかけているわけですからやはり強い。
ここで言う美容皮膚科は個人経営でチェーン店ではありません。
本気度がひしひし伝わります。美容マニアならばすぐに察知します。
まずはスタッフの教育が細部まで行き届いており、看護師さんなのかどうかは分かりませんが、高級ホテルのエステシャンのようなホスピタリティを身に付けていたりします。本当に看護師さんなんでしょうか。
保険証の提出もないあたりもエステ感覚です。というかエステですよね。
施術時間配分もパックやその他の施術を追加可能なようにたっぷりと余裕をもたせていますので、きれな天井を仰向けで眺めているとなんとなしに「あ、やっぱり成長因子パックも追加でお願いします。」という気分に。
施術も総じてうまい。丁寧かつこなれ感がすごい。
そればっかりやっているわけですから。このあたりはどの職業においてもそうですが、そればっかりやっている人にはかなわないものです。
ハイドラフェイシャルなんて誰がやっても同じだろうという事はないです。私は仕事柄もあり身体を触る行為はやや厳しめになっちゃうんですけどね。
最大のデメリットは医師は院長以外だとバイト医師感が強すぎて「この人に身を預けて大丈夫なんだろうか。」という不安が常につきまといます。
時々意地悪していろんな質問を投げかけてみるのですが、常に釈然としない答えが返ってくるのはある意味、医師なわけですから美容の事知らなくて当然なのかも。と考えればまともな医師なのかも。と思えなくもないです。おそらくバイトだろうし。
先生の前で倒れたとしたらきっと「先生、救急車を呼んでください。」と迷わずいっちゃうでしょうね。
というようにどちらもメリット、デメリットがありますが、美容マニアたちはヒアルロン酸注入はうまいあの先生のとこ、でもレーザーはあの先生、マッサージピールは回数券があるあそこ。病気のときはあの皮膚科。など細かく使い分けをしているようです。
チェーン店は雑であるという意見が横行しているのでなんだか行く気にはならないんですよね。そのかわり料金設定は破格であることがほとんど。どこをとるかです。
なんだかわからない場合は、美容医療も取り入れている皮膚科で相談してみるのが得策かもしれません。
美容皮膚科はお友達や職場の方におすすめを聞いてみるのが一番良いと思います。
でも、女性は自分にとってとっておきの場所を隠す事もありますので(笑)
美容形成外科はまだおとづれたことはないのですが、外科的診療でのバイトはかなりの恐怖です。でも、そればっかりやってるとこ(脂肪種、粉瘤専門とか)ならばありかも。と思わなくもないです。
院長を指名したところで実は久しぶりのオペなんて事もあるでしょうし、ならば毎日オペしまくっているバイトの方がいいな。とも考えます。
このあたりの話も掘り下げて語ってみたい…
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